つなぐ
元々は鍛冶屋として、道具を整え
今は心を整えるカフェへと繋ぐ

ここは鍛冶屋だった場所
面影こそ感じられないが
包丁や突きんぼ、二本銛を打ってもらった。と
差木地の人だけでなく島の北部の人からもこの話を聞く
柄の部分もこだわって作られていた
今はもう鍛冶屋はなく、長い間ご家族の方のご自宅として使われていた
梁や造りも立派、どこかおしゃれでこだわりが感じられる古民家
元々置いてあった桐箪笥には、昭和5年の新聞紙が敷かれたままだった
初めて入った時は、広い土間や使われている柱の立派さに感動した
でも少しずつ見るうちに、子供たちが貼ったであろうシールや無数の画鋲の跡、後付けされた棚や傾きを補強したと見られる扉など、
住む人の工夫や想いが繋がっている、建物を通して伝わってきた





建物そのものが刻んでいる歴史
人々の記憶だけで繋がっていく歴史
ここに来た時に、どこか懐かしくて、包まれているような
この土地を知る人が、つい昔を話してしまうような安心感
新しい人、若い人、が昔を記憶していくお手伝いのできる場所
物体そのものを失った私たちに、またあの空間をやってほしいと
きもちをつないでいでくれたお客様
もう一度、私たちが立ち上がるのに必要だった場所
この場所の歴史や伝統
私たちのやってきた想いが
人と人 記憶が発見に 想いをつなぐ場所として
オープンしました















2025年4月20日OPEN